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☆☆未知との遭遇・・・後編☆☆


今回、入院したS病院は市内でも古参の大規模な所。私の手術を担当する
K先生は開業医。地域医療連携によって張り巡らされたシステムにより、K先生の
場合は自分の患者の手術を、S病院の機能を借りてというか、協同で行うというもの。
ややこしや、ややこしや〜。
入院当日は、ひととおり施設の案内をされたり入浴をしたりして、事前に受けていた
手術の説明や注意など読み返したりして、ゆっくり過ごす・・・夕食も普通食。
はい、一夜明けました〜。前夜21時から絶飲食・・・手術は14時半頃開始予定。
点滴を始める前に手術着に着替える。婆さんはダメと言われるのは癪。テキパキと。
点滴装着。「何処に行くのも一緒に連れてってね〜」と、看護士さん。
「なんかドラマでしか見た事ないけど、これ押してると病人モード突入だわ」と私。
そうこうしているうちに、制限時間いっぱい。ハッキヨーヨーです。四股ふんだろか。
患者用エレベーターに乗り、徒歩で手術室に向かう。風邪のため病院に入れない
相方と娘婿に代わって、か細い我が娘がひとり家族待機室へ・・・ごめんね〜。
手術室の入り口ライン前でストップ。かわるがわる出て来るスタッフに、氏名と
生年月日と手術部位を告げる。最後に件のK先生。まだ言うの〜?。笑われた。
患者取り違え防止策とは分かっていても、古い生年月日を何度も聞くな(大笑)
病棟看護士さんの「がんばってね〜」のお手降りに笑顔で返し・・・引きつってた?
いよいよ手術台へ。持病の頸椎症対策の枕と肩枕の説明を受け、それでは
麻酔を入れますね〜。「はい」と答えた以降の記憶は皆無・・・凄いことです。
「終わりましたよ〜、お部屋に帰りますね〜。」その声で目がさめました。
入室から退室まで90分位を要したのだろうか?・・・K先生の「僕に任せろ」を
信じて良かった・・・無事すんだから言えるんだけど。
心細い想いで待っていたであろう娘に、切除した腫瘍を見せながらK先生が
説明・・・手術用手袋のままメモを書きながら。「写メ、撮っといたら〜」の
言葉に促されて撮影まで。貧血を起こし易い子なのに・・・いっしょけんめい。
後で見せられてビックリ。ピンポン球位かと思っていたら、娘いわく玉子と
同じ位だった、他に小2個と極小1個だったわよ・・・これ以上、色や形状など
リアルすぎると、不快になる方があるといけないので省略します。
まあ、年の割には麻酔の醒めも良かったようで、帰りに顔を出してくれた
K先生も大丈夫か〜?とニコニコ顔。「先生の所へはいつ頃伺えば良いですか?」
との私の問いに、相変わらずアッケラカンと「いつでも良いよ〜」との答え。
手術を終えたばかりの人間が聞くことではないが、「泳げるのはいつ頃から?」
と聞いてみたら、「それも、いつからでも良いよ〜」だって。ホンマかいな〜。
「じゃ〜、ガンバって!」笑顔で手をふり帰って行った先生・・・こんなオババの
手術をしてくれた貴方は神様です。ありがとうございました。
かくして翌日の朝食だけはお粥食でしたが、そのごは普通食に。
行動の制限もなくなり、傷口を粘着性の強いラップフィルム状のテープで
被い、入浴も可能でした。事前に聞かされていた、頸椎症関連の痛みは
多少あるものの、傷の痛み、頭痛、吐き気、手足のしびれ、嚥下障害など
医師や看護士の度々の質問にも、「有りません」の一言だけ。
同様の手術を受けた、私より若い他の人たちは異口同音に体調の悪さを
訴えていました。それも個人差があるので、数日中には良くなるそうです。
2/3には珍しく大雪となり、窓からの景色は白一色。症状の良く成った人や
手術前の人どおし雪景色を楽しみ、ベッドに戻って別大マラソンを観戦したり
2/4の退院までノーテンキに過ごしていました。
退院当日の朝、娘の家の前の路面が凍っていて怖いとの連絡あり。
事故でも起こしたら大変だから、タクシーで来てくれるように頼んだが
10時過ぎにはようやく融け始めたとの事でマイカーで来てくれた。
今は何でも良く出来ているのですね。肌着以外は全てレンタルだったので
パジャマの洗濯に手を煩わせる事もなく、非常に楽でした。
退屈なので早朝から荷物をまとめ、抜糸にきてくれる医師を今か今かと
待ち構えたオババ。11時前には会計を済ませ、「お世話になりました〜」
無事、住み慣れた我が家へと帰って来る事ができました。
娘のY子には、心身ともに苦労を掛けてしまいました。アリガトね〜。
風邪ひきのため、病院に顔を出せなかった相方いわく、旅行に行ってて
くれるほうが、よほど楽だと言いつつ、鈍い包丁の音を響かせています。
なんか、キテレツな食事を供されていますが、がまんしてアリガトウ(笑)
4泊5日の未知との遭遇を総括しますと、何は無くても家族が健康で暮らせる
我が家が、サイコー!との結論に至りました・・・喉元すぎると、忘れるかな(笑)
ふうちゃん日記、休刊中のお粗末でした・・・・・おわり♪


病室から見えた雪景色と、退院の朝の富士山です。
夕焼けに染まる富士山も綺麗なのよ〜と、看護士さんに聞きましたが・・・×でした。
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Commented by arisant3t at 2008-02-05 21:09
やはり都会に住んでいると良い先生が居るのですね
傷口も小さくて治りが早いのでしょうね
私も体に二か所手術したらと言われている部分がありますが
悪性ではないので仲良く付き合っています(笑)
そう取り違えで何も出来てもいないのに
切り取られた人は不幸ですよね
私もただの血液検査で二度も名前を聞かれ確認されましたよ~
何回も聞かれると余計不安になるのですが
ただの血液検査ならいいのですが部位を切り取られたら
たまりませんねぇ
聞かれるよりも自分から名乗った方がいいかもですね
Commented by koneko2y at 2008-02-05 21:15
本当に良かったです。 fuchan_kさんのご家族もこれで安心ですね。
自分のことを考えて見たら、私が具合悪いと言っただけでおろおろする
夫は私が手術することにでもなったら、卒倒してしまうのではないかと
思います。家事など教えようと思っていてもこちらは関心なしで
困ります。一番自分が困るのにねぇ。
Commented by しろうさぎ at 2008-02-05 21:26 x
ご家族の中では、初めての全身麻酔なんですね~。
我が家でも私が最初、13年前、バイクでの事故で膝の骨折でしたが12~3センチの切開。麻酔が戻らないのでは?と娘が一番心配したようでした。お勤めしながら、毎日病院通いと、主婦代理と・・・
fuchanさんの、娘さんへの感謝のお気持ち、本当によくわかります。涙出ちゃうほど嬉しい・・・、感謝、感謝でしょうね・・・ 
それぞれ、二度とない貴重な体験をなさり、術後の回復も良好で
なにより、あとはゆっくり休養をなさって下さいね
Commented by fuchan_k at 2008-02-05 21:29
☆ありさん ありがとう
そうなのよ〜。甲状腺じゃなくて、正常な所(少ないかな?)
カットされては困るのよね〜。
だけど、ふる〜い生年月日、何度も言わされるのもムカつく。
あっ、そうそう、腕には生まれたてのベイビーみたいに生年月日と
氏名入りのベルトも、ガッチリと付けられたわよ。帰る迄の間中。
あなた、血液検査だってたいへんよ〜。悪性の患者の血液を
ありさんのだと言われたら、とんでもない事になっちゃうわよ〜。
Commented by fuchan_k at 2008-02-05 21:38
☆koneko2yさん ありりがとう
ご主人様と家の相方、似てるかも知れません。
たぶん、医師の説明など聞いても、上の空になってしまいそう。
いざとなれば、我々女性のほうが強いのだと思います。
最近、地域でも男の料理教室なるもの、流行っているようですが
「行ってみれば〜」と水を向けても、その気はサラサラありません。
ほんと、自分の為なのにね。
Commented by fuchan_k at 2008-02-05 21:49
☆しろうさぎさん ありがとう
やはり、全身麻酔 経験済みでしたか?
部分麻酔は痛みは無くても、声も聞こえれば器具の金属音も
聞こえるとか。それもなんだか嫌ですよね〜。
眠っている間に、全て終わってくれて良かったと思います。
その後、ひまわりさんの膝の具合は、後遺症は無いですか?
病気も怪我も、したくてする訳ではないのですが、できれば
避けたいものですね〜。*(<o_o>)*
バイクの保険、私も5年更新です。ひまわりさんも、辞めてしまったら
不自由ですから、細心の注意を払って、5年延長すべきです。
Commented by こりす at 2008-02-05 22:40 x
お帰りなさい(*^_^*)私の友人も8年前に甲状腺の右側だけ
手術したけれど(最初悪性かもと言われ凄く心配しましたが調べたら良性だった)今は後遺症もなく頗る元気です。富士山を見ているだけでも元気が出そう、あまり無理せずに日々お暮らし下さいね。
Commented by gh-melange at 2008-02-05 23:27
こんばんは。入院から退院までのドキュメンタリー。手に汗握って読ませていただきました。
やはり健康が大事だと再認識させられましたし、病気に対して前向きに対処しなければいけないという部分もみえた気がします。
夕焼けの富士山はたしかにビューティフルです。
いつか撮れるといいですね。
Commented by rinngo61211 at 2008-02-06 00:03
こんばんは~ 私も入院から退院までのドキュメンタリーよませていただきました~。
よい先生に出会えてなによりでした。
おおきな病気なら出会えた先生から運が始まるような気がします。
まわりにそんな方がいます。
健康が一番!お互い人生楽しく健康でいたいものです。
どうぞご自愛くださいね。
Commented by fuchan_k at 2008-02-06 00:03
☆こりすさん ありがとう
入院中に聞きました。甲状腺に異常があると、満腹中枢もおかしく
なるのか、やたらに飲んだり食べたりするとか。思い当たりました。
なんか認知症みたいですけど、確かに喉の乾きはありました。
と、言う事はこれからは暴飲暴食も減って・・・スマートに(笑)
ありがとうございます。暫く静かにしておきます。
Commented by fuchan_k at 2008-02-06 00:14
☆メラマスさん ありがとう
赤裸々な報告、手に汗にぎっていただけましたでしょうか?(笑)
病んでみて、初めてわかる事がたくさんありましたデスよ〜。
今は何事も無かったように、すっきりしています。
夕焼けに染まる富士山、もう一泊すれば撮れたんですよ〜。
えっ、どうせ泊まるなら、ペンションmelangeに泊まれですか?
ですよね〜。アッハッハ♪
Commented by fuchan_k at 2008-02-06 00:26
☆rinngoさん ありがとう
おっしゃるとおりです。この先生なら命預けてみようかな〜と
思えるか、思えないかで決まるような気がします。
私の執刀医、K先生はクリニックの待合室が患者で溢れかえって
いるのにお年寄りの話など、親身になって聞いている50才位と
見受けられる方です。これから定期的に検査などで通う事に
なりそうですが、いつ行っても大混雑なのが玉に傷です。
Commented by chiyoko-mimi at 2008-02-06 09:32
おはようございます
良き先生にめぐり遇いましたね。本当におっしゃるとおりです
私も以前に子宮筋腫で全身の血液が半分以上出てしまい、近くの医者に紹介状書いてもらい自分で身支度をして一人で荷物を持ち新幹線に乗り実家まで(九州)へ・・・今考えると恐ろしい・・・
すぐに国立病院に入院、血液が増えるまで待って手術
退院まで40日かかりました。主人は子供二人と留守番です
実家の隣の方が看護婦さんで すぐに病室の手配をしていただき
ましたので本当に助かりました。感謝の気持ちでいっつぱいです
退院後も何の心配も無く無事に過ごしております
担当医に恵まれる言うのも廻り遇わせですから・・・
周りの方に感謝の気持ちで過ごしましょう
我が家は男ばかりですから・・・(ーー;) 
Commented by fuchan_k at 2008-02-06 10:26
☆chiyoko-mimiさん ありがとう
mimiちゃんさんも、お辛い経験されていらしたのですね。
全身の血液が半分も出てしまった身体・・・聞いただけで怖いです。
お若かったから?。そんな状態で新幹線に乗り九州まで。
パワフルさに驚かされますが・・・「今考えると恐ろしい」・・・ですよね〜。
現在は何の心配も無く・・・本当に運が良かったのですね。
私もmimiちゃんさんに肖って、早く「何の心配も無くなった」って
言えるように、頑張ります。*(^_^)*
Commented by henryworld at 2008-02-06 12:18
無事済んで良かったですね。甲状腺は未体験ですが、それにして
も卵大とは大きいですね。びっくりしました。こんなに大きくなるま
でよく我慢されたこと。最近は術後の管理がしっかりしているから
心配ないと思いますが、どうぞお大事に。
Commented by fuchan_k at 2008-02-06 12:38
☆henryworldさん ありがとう
初めて検査した時に、直径が4センチと聞いていました。
ノーテンキなオババは、それが卵大だなんて考えませんでした。
と、いうか球形とは思わず平面体を想像してました。馬鹿でしょ?♪
でも、本当に痛くも痒くも、苦しくもなかったのです。
ゼリー状だったからでしょうか。
還暦記念には、茅ヶ崎の烏帽子岩から海岸までの1500mを
泳ぐ事もできました・・・タイムは論外でしたが。(@_@)*
Commented by henryworld at 2008-02-07 16:08
烏帽子から海岸ですと!!すごい還暦さんですね。釣友が大磯
にいるものですから、よく茅ヶ崎の沖右ェ門丸という船宿から釣
りに行きます。鯛やシロギス、カワハギなどが主な釣りモノです
が、烏帽子岩まわりが良いポイントです。とても海岸から泳いで
いける距離とは思えませんでした。お元気に乾杯!
Commented by fuchan_k at 2008-02-07 16:51
☆henryworldさん ありがとう
恥ずかしながら、おとひめクラブ(実はおとばば)という
コーチもクラブ員も女性だけの、水泳サークルで20年以上。
烏帽子岩から泳いだ(正確には漂った)のは5年も前の話です。
何も知らず、誘われるままに大枚4000円の参加料を添えて
仲間4人で申し込んでしまいました。
行ってびっくり。あちらこちらと遠泳大会荒らしの猛者ばかり。
船で岩まで送られてヨーイドン。あっと言う間に離されました。
仲間のオババたちといえば、半分も泳がないうちに、船上の人。
私ひとり伴泳者に励まされ、波間に漂う海藻と成り果てました。
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by fuchan_k | 2008-02-05 17:33 | Comments(18)

♪思い付いた事を気ままに綴る日記です♪


by ふうちゃん