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  ☆ 幸せな人生だったよね? ☆

     出先で会った友人から突然に「連絡あった?」と薮から棒な質問。
     何の事だか皆目 見当がつかず、「?????!」と戸惑っていると「亡くなったのよ」
     「えっ、誰が?」 何を言われているのか、さっぱり分からずにいると
     「11/6に亡くなって、家族葬ですべて済ませましたと、ご主人から知らされたのよ」
     「うそぉ〜〜〜!なんで?」 それしか言葉がみつかりませんでした。
     猛暑の中 「これから遊びに行ってもいい?」 「いいわよ、ご主人の車で?」 
     「うぅん、バイクで!」 そんな馬鹿な!と思いながら否定することもできず 「気をつけてね」と
     受話器をおいて、夕方までひたすら待っても現れなかった、闘病中の友人のことでした。

     彼女の家とは、目と鼻の先に住んでいる人の言うことなので、間違いでなどある筈も
     ないのですが、取るものもとりあえず駆けつけるという気分にもなれず、話を聞いてから
     2日間 迷いに迷っての29日、彼女の好きだった花を携えて、恐る恐る訪ねてみると
     たくさんの花に囲まれて静かに微笑む彼女がいました。
     1日置きのデイサービスと自宅での歩行訓練などを、ご主人との二人三脚でこなして
     いたので、誰もが邪魔をしないようにしていたのに、そんな気遣いをせずに
     もっと会いに行っておけば良かったと、悔やんでみても後のまつりです。

     気を落とされているであろうご主人に、あれこれと聞くのも憚れるので、詳しいことは
     聞きませんでしたが、亡くなる1週間前にとったという写真は、お化粧も髪もきちんとして
     とっても綺麗でした。「2ヶ月に1回は美容院に連れて行き、毎日のお化粧も私が
     していました!化粧品も高いのばっかり買わされてましたよ。」 
     その昔、大学の野球部で活躍されていたらしい人なので、気力も体力も充実して
     いるのでしょう。自宅で就寝中に、旅立ってしまったようですが、悲しみというよりは
     達成感のようなものが感じられました。

     物心両面ともに恵まれていた彼女。
     優しい微笑みと天使のような声で、八面六臂の活躍をしていました。
     67才という年令で天に召されてしまったのは、どれほど口惜しいか分かりませんが
     敢えて「幸せな人生だったでしょ?ゆっくり休んでね!」と別れました。
     ご主人からは 「◯◯子の分まで、長生きして下さい。」と言われましたが
     明日は我が身かも知れません。せいぜい悔いのないように生きることにします。

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Commented at 2010-12-05 18:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nonbirimay at 2010-12-05 19:34
夏に「これから遊びに行ってもいい?」 と電話をしてきたお友達が亡くなったのですか!
女性で67才という年令は早すぎますが 自宅で就寝中に旅立ったのは 本人にしてみれば幸せだったかも知れませんね。
明日は我が身かも知れませんね、悔いのないように生きましょう。
Commented by fuchan_k at 2010-12-05 20:52
♪ 鍵コメ18:22様
 ご主人に電話の話をしてみたら「バイクに乗るどころではないのに
貴方がバイクに乗らせてくれないから歩けないのだと、文句ばかり
言っていましたよ。」とのことでした。
 彼女の元気な頃は、ご主人と話をする機会もありませんでしたが
「夜中2回のトイレや入浴の世話をするのには、太らせないようにするため
低カロリー料理の本を、何冊も買いましたよ。」とか、お化粧の話等々
色々と聞かせてくれました。
私が、相方を看る立場になっても、そこまで出来るか自信がありません。

Commented by fuchan_k at 2010-12-05 21:12
♪ nonnbirimayさん ありがとう
リハビリの邪魔をしてしまうようで、行くのを控えていましたので
彼女の方から電話をよこしたのだと思っていましたが
それが最後の会話になってしまいました。
ご主人は別の部屋で寝ていて、ベルで呼ばれると階下に降りて
世話をしていたそうですが、なんの合図もなく苦しんだ様子も
なく、逝ってしまったようです。
誰しも、病気にはなりたくないですが、こればかりは難しいですね。
Commented by sumire-ms at 2010-12-05 21:17
以前お見舞いに行かれた方ですか?
話を聞いた時はさぞ驚かれたで事しょう、 読みながらもドキドキでした。
ご主人様は体の不自由な奥さんをよくお世話されて、お友達は幸せでしたね。
なかなか出来る事でないです。
本当にこの歳になると、何があっても不思議ではないですね。
Commented by miyakeoriibu at 2010-12-05 21:29
夏に「これから遊びに行ってもいい?」 ・・・・・・・。
ブログに載せておられましたよね。
読ませていただいた記憶があります。
ず~と会わずじまいでの旅立ちだったようですね。
ご主人様はお優しい方で、お友だちはお幸せでした。
67歳とは早すぎる旅立ちでしたね。
Commented by fuchan_k at 2010-12-05 21:39
♪ sumire-msさん ありがとう
3年前、プールでクモ膜下出血をおこし、奇跡的に復活して
自宅療養を続けていた友人です。
ずいぶん良くなっていると聞いていたので、未だに信じられませんが
ご主人の頑張りが、彼女の生命力を引き出していたのかも知れません。
我が家の場合どちらかが倒れても「無理だ〜〜!」です。


Commented by fuchan_k at 2010-12-05 22:08
♪ miyakeoriibuさん ありがとう
言葉も身体も不自由になってしまった友を見るほど、辛いことは
ありませんでした。
訪ねて行っても、ご主人が玄関まで車椅子を押して来られるという
感じでしたので、遠慮したほうが良いような気がして、会わずじまいに
なってしまいましたが、心の整理がつくまで他人には知らせなかった
ご主人が、いちばん辛かったと思います。
Commented by ★元気ばば★ at 2010-12-05 23:46 x
悲しいお知らせですね。
ご主人もつらかったでしょうね。
親しい友人が亡くなるのはさみしいですね。
お互いに体には気をつけましょう。
Commented by moka at 2010-12-06 00:04 x
これから遊びに行ってもいい?バイクで。というお友達のお話。思いだします。67歳とは早い旅立ちですね。闘病中の友人などとのお付き合いはそれぞれ家族の違いもありますが、難しいですね。
お互い体に気をつけ、元気に過ごしましょうね。
Commented by aba-n-c at 2010-12-06 00:34
ふぅちゃん!
覗かなければ良かった・・・この記事・・・

丁度・1週間前に私の友達の・お嬢さんが亡くなられて・・・
もう・言葉にはなりませんでした。

長女と同じ歳です。
乳癌の再発でした。経緯は思い出しますので省略させてね。
お通夜に知らされ(終ってから)たので、娘と夜11時過ぎに行ってきました。
もう何も言えません。
Commented by asayannj at 2010-12-06 08:59 x
以前ブログで綴られておられた女性ですね。
やはりふーちゃんに会いたかったのかも知れませんね。優しいご主人様に看取られて幸せな人生だったと思います。遺影の微笑みに助けられましたね。
Commented by ミコ at 2010-12-06 09:28 x
つらい出来事でしたね。ご主人の優しさが身に染むお話を伺って、奥さんが日頃よくされていたからだと思いました。お友達の訃報が一番つらいですね。身近に感じるだけに。元気だった頃のお友達を思って、元気をもらってください。
Commented by しろうさぎ at 2010-12-06 11:03 x
お話伺っていたあのお友達・・・、
暫らくお目にかからないまま永遠のお別れになってしまったのね、
今となっては、もっともっとお話したかったと悔やんでも・・・、
ふうちゃんのお気持、お察しいたします
優しいご主人様に看取られて・・・、
お友達は本当にお幸せだったことでしょうね~。
お独りになられたご主人様、これからが寂しく、大変でしょうね。
Commented by kazu-turezure9 at 2010-12-06 12:00
親しい友人が亡くなられるなんて・・・辛い思いをされたんですね。
残された者は『ああしてあげたら良かった・・・こうしてたら良かった』と
後悔ばかりです。こんな時、命のはかなさや、寂しさを痛感します。
生あるものは、何時かは滅する。解っていてもショックですね。
お悔やみ申します。ご友人の分まで、ふうこさん、がんばって元気で
居てくださいね。
Commented by oss102 at 2010-12-06 14:18
覚えていますよ。この方の記事。どんなことがいつ起きても不思議がない現在です。こういう方へのお見舞い・弔問は難しいですね。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 21:04
♪ 元気ばばさん ありがとう
貴女も、お友達を亡くされましたよね。
いつかは自分もなのですが、こればかりは準備できるものでも
ないので、日々 怠り亡く生きるほかありませんね。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 21:15
♪ mokaさん ありがとう
彼女が倒れた日は26日「バイクで行く!」と電話があったのも
26日でした、いま思うと・・・
ご主人が看ておられたので、つい遠慮してしまいました。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 21:25
♪ aba-n-cさん ありがとう
親より先に逝く子は親不孝だといいますが、病気では仕方ないですね。
ご本人はもちろんのこと、残された家族やご両親はさぞかし無念なことと
思います。お通夜に伺うのも、お辛かったことでしょう。

私の場合は、20日も経ってから聞きましたので、ぜんぜん実感が
ありません。
前日は、近くに住む娘さんの家族と楽しく食事をしたそうです。
本人も周囲も、こんなことになるなんて夢にも思わなかったでしょうね。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 21:38
♪ asayannjさん ありがとう
ご主人は、少しの間も惜しんで、リハビリをさせたいように見受けられて
気を遣い過ぎたのが仇となりました。
先の見えない病人さんを抱えたら、私でもそうなると思いますし
連れ合いの友人関係まで、把握していないので難しそうです。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 21:54
♪ ミコさん ありがとう
ともすれば、肉親よりも身近な存在なのが友人ですね。
但し、健康で飛び回っていられればこそで、ひとたび病いの床に
伏してしまうと、そう簡単には行かないものだと痛感しました。
健康診断でも悪い所はないというのが自慢だった人が
こんな病気に見舞われるのですから。

Commented by fuchan_k at 2010-12-06 22:07
♪ しろうさぎさん ありがとう
本人は、苦しまずに逝かれたようですが、気付いてあげられなかった
ご主人は、自分を責めておられるかも知れません。
幸いなことに、娘さんの家がすぐ近くにあるので、お孫さんたちに
癒されていると思います。
病気が病気だったので、気軽にお見舞いというのも憚られました。
有る時、不自由な言葉で「歩いている人を見ると口惜しい。」とも
言っていましたのでね。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 22:20
♪ kazuturezureさん ありがとう
裕福な家庭なのに、介護ヘルパーなどに精をだして、人様の面倒も
よく見てあげる人でした。
神様は、善い行いをしている人にも試練を与えるのですね。
ご主人が「負けず嫌いな性格だったから!」と言っておられましたが
あれこれと、頑張り過ぎてしまったのかも知れません。
クモ膜下出血という病気の恐ろしさ、あらためて教えられました。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 22:32
♪ oss102さん ありがとう
ひと口に病気といっても、色々ありますね。
その場しのぎの励ましなど、なんの役にも立たない病気でした。
そんな身体なのに妄想がそうさせたのか、聞き取れないような言葉で
「旅行に行くんだって?」と電話をよこしたこともあって辛かったです。


Commented at 2010-12-06 23:10
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fuchan_k at 2010-12-06 23:32
♪鍵コメ23:10様
そうだったのですか。お気の毒でしたね。
お悔やみを申し上げます。

我が家でも、相方の兄が7月に(81才)11月に姪の連れ合い(51才)
そして友人と、悲しいことが続きました。
お互いに、来年は良い年にしたいですね。
Commented by gg-cosmos at 2010-12-07 16:20
死の恐れからお見舞も躊躇した時もありましたが
高齢になると人の最期の命の厳粛さを感じます。
残された人生、悔いのないようにしたいものです。

Commented by fuchan_k at 2010-12-08 11:53
♪ gg-cosmosさん ありがとう
介護は家族でするし、お見舞いも辞退すると、ご主人がはじめに
宣言してしまったので、気軽に顔をみに行くことが憚られました。
一瞬にして変わってしまった奥さんの姿を、人目にさらすのが
忍びなかったのでしょう。
病人さん本人が嫌なら仕方ありませんが、なかなか難しい問題ですね。
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by fuchan_k | 2010-12-05 16:25 | Comments(28)

♪思い付いた事を気ままに綴る日記です♪


by ふうちゃん